この冬のガガイモ達はなんだか心地良さげです。というのも、今年は多肉のスチールラックに加温をしているから。夜間も温かいせいか、ビニールだけの時よりも見るからに調子が良いです。
簡易温室の中で花を咲かせるクビフォルミス
調子が良い代表格とも言えるのがプセウドリトス属の『クビフォルミス』。プセウドリトスはガガイモ科のなかでも特に寒さに弱い種類ですが、日中は日当たりが良く、夜間は加温をしているお陰か、気づけば蕾を出してきたりとご機嫌です。昨年の冬までは室内に取り込んでいましたが、さすがにその時は花が咲くことはありませんでした。南向きの窓際に置いていたとはいえ、室内だとベランダに比べて日照が弱いんでしょうね。ベランダはさすがに太陽光がビシバシ。冬でもこんがりと日焼けしています。個人的には、こんな感じに日焼けしているくらいのほうが花が咲いやすい気がします。
このクビフォルミス、昨年の11月上旬に加温を始めてからは11月末に一度咲き、今年に入ってからも1月末にも花を咲かせました。そしてまたまた蕾を膨らませてきました!
今月末には咲きそうかな?ちなみに1月末に咲いた花の写真はコチラ。
た〜まや〜♪ と思わず叫びたくなるような、大きな打ち上げ花火のような花。同時にたくさんの花を咲かせるのでゴージャスです。そして、花のニオイもなかなかのもん。ぐふっ…
簡易温室内のガガイモの置き場所
この簡易温室のスチールラックは3段ですが、ヒーターを設置している下段に比べ、上段は上昇した温かい空気が溜まり温度が一番高くなるので、特に寒さに弱いプセウドリトス、ラリレアキア、クラサなどのメタボなガガイモ(他には小さなサボテンたち)を中心に置いています。
それ以外のガガイモは中段&下段に分散。中段には一番数の多いフェルニア属をメインに置いていますが、一番手前に置いているものは日当たりが良いせいか、下の写真のように日焼けしてるのが多いです。
下段は上段に比べて5℃前後は温度が低いですが、こちらにはその他のスタペリア属、オルベア属、カラルマ属などのガガイモを置いています。下段は日当たりが一番悪いせいか日焼けしてるのはほとんどいません。
直射日光が好きなプセウドリトス属に比べて、これらは明るい日陰くらいが調子が良いので、場所的にもベストな感じです。
下段のパネルヒーターの一番近くには『姫牛角』を置いていますが、ヒーター近くの温かい場所の茎だけがやたらと成長してます。
先っぽの薄い緑色をしているところが成長している部分。この調子で今年こそ花を咲かせてくれたらなぁ。
ガガイモの種鞘がニョキニョキ
そういえば、プセウドリトス属のミグイルティヌスは昨年一度だけ花を咲かせてくれましたが、この時期になり種鞘をグングンと伸ばしてきています。シャキーン↑
それに比べ、クビフォルミスは何度も咲いているわりにまったく種鞘が出てきませぬ…。播種してみたいものに限って種ができないもんですね。トホホ…
種鞘といえば、フェルニア属のシュナイデリアナも種鞘をピョーンと伸ばしていますよ↑
ちなみに昨年 種鞘を付けたのもこの2種類でした。種が付きやすいんですね。播種の予定もなかったので切ってしまいましたが、今年はミグイルティヌスだけでも種まきしてみようかな。種鞘が割れると、中にはタンポポのように綿毛の付いた種が飛び出してきます。飛び出す前に袋をかぶせておかないと、何処かに飛んでいってしまいそうですね。
簡易温室の温度設定
簡易温室の温度設定ですが、何度くらいが良いのか今は様子見です。とりあえず、寒波などの寒い日が続く際は30℃に設定し、それ以外は25℃にしています。上段に設置しているサードスタッドがその温度に達したらパネルヒーターの加温は止まるので、基本的には一日中 設定温度が保たれるはずですが、寒波の冷気が強い時は30℃に設定していても20℃ちょっとまで下がっていることもあります。とりあえず、多少は気温が低くなっても大丈夫かな?加温していないビニールラックでもフェルニアなどは普通に育ってるので、加温するほうが過保護なのかもしれませんね。
冬のガガイモの水遣り
簡易温室の中は暖かいので、冬とはいえゆっくりと成長しています。なので、天気の良い日に月1回だけ根っこを濡らす程度に少量の水遣りを実施中。それ以外にも2週間に1回ほどたっぷりと霧吹きしています。成長期では、元気なのに水遣りの翌日に急に溶けたりもあるので、冬とはいえたっぷりと水遣りするのがちょっと怖い気分。私にとっては気まぐれな植物なので年中ハラハラ、そしてドキドキさせられっぱなし。それゆえに、花を咲かせてくれた時の感動もひとしおです。今年も溶けとの戦いになるだろうけど、頑張って増やしたいな♪