2016年から育てているスタペリア属 レピダ(Stapelia lepida)。フェルニア属と違い、個人的には育てるのが苦手で、毎年、そこそこ溶かしてしまい、残りがなんとか生き延びている状態が続いています。今年も相変わらずな感じですが、そんなレピダが、今年初めて花を咲かせてくれました。今回は、花が咲くまでの過程、私流の育て方などを紹介したいと思います。
スタペリアの基本情報
- 科名:ガガイモ科
- 学名:Stapelia(スタペリア)
- 原産地:南アフリカ、タンザニア、ケニア、インド東部
- スタペリアの種類:牛角、姫牛角、犀角、王犀角など
- 過去に咲いたスタペリアの花 画像
蕾から花までの経過
7月19日:気づいた時には、すでに蕾は大きく膨らんでぷっくり状態でした。
7月20日:夕方頃には、花びらが2つほど開き、模様が少し見えてましたが、無地ではなく、模様が入っているようです。
7月21日:朝一に確認すると、花びらが開き始めてました。
そして、午前中には、花はほぼ開き、
7月22日:翌日には、パッと反り返り、見事な星形に変身していました。花の大きさを測ってみると、直径がちょうど5cmでした。茎の大きさで考えると、やや大きめの花ですね。
せっかくなので、花の模様をコンデジで接写してみました。
淡いイエローに、あずき色の模様。ガガイモらしい、毒々しい花ですね。
花の臭い
このレピダの花、写真を撮るのに顔を近づけると、あの独特の臭いが漂ってきました。同じスタペリア属の姫牛角と似た感じでしょうか。やはりというか、小さなコバエも旋回(汗)
この臭いでハエを呼び、そこに産みつけられたウジで受粉させているようですが、エサが無い状態なので、可哀想な気もしますが、数日でウジ達は消滅しています。
置き場所
春〜秋:年間を通して、明るく日当たりの良い場所に置いています。真夏は直射日光の当たらない明るい場所が良いので、うちでは40%の遮光ネットを設置。あと、年間を通して、なるべく風通しの良い場所に置くようにしています。
冬:冬の寒さには弱いので、基本的には室内がベストだと思いますが、昨年の秋から、育てている環境が変わり、屋根の無いベランダで育てています。という訳で、前回の冬はベランタに出しっぱなしの状態。暖地なので、霜の心配はほとんどありませんが、寒さに弱い品種は、さすがに枯れてしまったものもありましたが、その他は、暖かくなると同時に元気を取り戻してきました。また様子を見つつ、状態を記録していきたいと思います。
水遣り
基本的には、冬も夏も月1回を目安にしています。夏の1回/月は少ない気もしますが、猛暑時の蒸れで溶けるほうが怖いので我慢です。とはいえ、普段は雨に当たりっぱなしの環境なので、よほどの日照りが続かない限りは、水遣りは控えています。
用土
育て始めの頃は、細粒の鹿沼土単用で植え付けていましたが、今は市販されている多肉植物用の土を使っています。ほかの多肉植物と同じで、とにかく水はけを良くですね。
【番外編】梅雨の産物
ジトジトした梅雨の中、この時期ならではのお客さんが、鉢の中にいらっしゃいました。その正体はキノコ。種類はわかりませんが、滅多に見かけることがないだけに、見てると癒されますね。
ガガイモの鉢には、透けてほっそりしたキノコが生えてました。クラゲのような傘が涼し気です。
その数日後には、別の鉢にやや大きなめのキノコも出現。こんな形の傘かと思っていたら、
翌日には、少し開いてました。
どちらも短命で、翌日には萎んでましたが、十人十色な形ですね。ありふれたキノコなのかもしれないけど、機会があれば名前を調べてみたいと思います。