ガステリアという植物をご存じでしょうか?
多肉植物が好きな人には、お馴染みの植物だと思いますが、それ以外の人にとっては、名前すら聞いたことないの人も多いのではないでしょうか。
最近では、ホームセンターなどでも見かけるようになり、徐々に知名度を上げてきているガステリアですが、我が家で育てている品種が、今年初めて花を咲かせたので、今回は花の紹介とあわせて、その育て方などをまとめてみました。
ガステリアとは
- Gasteria batesiana
- スキノキ科 ツルボラン亜科 ガステリア属
- 原産地:南アフリカ
このガステリアという植物は、南アフリカに生息している多肉植物です。ガステリアの語源は、花の形が胃袋の形に似ているのが由来のようですが、言われてみると、胃薬でガスターなんやらという名前のものがありますよね。
葉の色や模様、形なども、色んな種類があり、見ためも個性的なため、コレクターも多い植物ですが、成長はゆっくり系。じっくりと育てたい人には、もってこいの多肉植物かもしれませんね。
ガステリア 黒鶯囀 (コクオウテン) の花
最初のほうにも書いてましたが、実は今年初めて育てていた黒鶯囀 (コクオウテン) の花が咲きました。2017年9月から育てているので、そろそろ3年になります。ガステリアの花は、咲いたことがなかったので、蕾を発見した時は、どんな花が咲くのかドキドキでした。
5月29日:蕾を発見
6月8日:花茎がだいぶ伸びてきました。
6月21日:いざ蕾が膨らんでくると、ピンクとオレンジの花でした。
6月27日:よく見ると、花の先っぽが開き、黄色のシベがひょっこり。
少しカールした花の形が、語源でもあるガスター(=胃袋)に似ているというのも納得ですね。
置き場所
1年を通して明るい日陰で育てるのがよいでしょう。夏の直射日光は、葉焼けの原因になるので、注意が必要です。冬は室内で管理すのが無難かもしれませんが、うちでは、日当たりの良いベランダの軒下で越冬させています。
水遣り
春&秋(生育期):乾いたらたっぷり
夏&冬:表面が濡れる程度の少なめ
肥料
植え替えの際に、緩効性肥料を少し混ぜ込む。
用土
水はけの良い用土。多肉植物用などで良いと思います。
植え替え
春に傷んだ根や葉を取り除き、植え替えます。根の乾燥に弱いので、サボテンのように根っこを乾かしたりせず、早めに植え付けるのがよいでしょう。
増やし方
株分けで増やせるので、子株が出ている場合は、それを外して、植えつけるだけです。葉ざしもできるので、その際は、葉を1~2枚をもぎ取り、数日乾かしてから軽く挿しておくだけです。
花後の作業
種をつけると体力を消耗させるので、花が咲き終わったら、早めに花茎を根元から切りとっておきましょう。