古き良き町並みを残す街並み
半月ほど前になりますが、お盆の帰省時に鳥取県倉吉市にある白壁土蔵群に行ってきました。この倉吉市は母の生まれ育った地で、私も小さな頃から毎年、夏休みになると1ヶ月ほど帰省しては過ごしていた場所。とはいうものの、白壁土蔵群は田舎の家からは少し遠いため、今まで行ったことがなかったんです。この白壁土蔵群の存在を知ったのもここ数年の話。テレビでここを観光している番組を見たのがきっかけです。そんなこんなで、今回の帰省を兼ねて初めて足を運んでみました。
白い壁と赤い瓦
倉吉観光案内所の情報によると、この白壁土蔵群は江戸や明治に建てられた建物が多いみたいです。すぐ横には小さな川が隣接して流れていて、道路から建物へは細い石橋で繋がっています。そしてこの石橋、よく見ると1枚の石!かなり丈夫そうですね。
白壁土蔵群といえば、やはり漆喰の白壁!そして、その屋根には赤瓦!というのが有名だそうです。この赤瓦の屋根は高台から見たら全体が見渡せて綺麗に見えるんでしょうね。私は街中を歩きながらの散策だったので、一部の赤瓦がチラホラ見える程度でした。うんうん、確かに赤っぽい瓦の色。
タイミングが良ければ梅花藻の花が見れるかも!
白壁土蔵群のすぐ横を流れる小さな川では、鯉たちがゆったりと泳いでいましたよ。ここに写真は載せていませんが、少し先に進むと梅花藻が群生している場所があり、その中をよーく見ると、梅花藻の白い花が名残惜しげにまだ何輪か咲いていました。もう少し早い時期だと、川面にたくさんの梅花藻の花が咲く光景が見れたんでしょうね。残念。
そんな情緒のある景色を見ていると、なんだか古き良き時代にタイムスリップしたような気分になりました。
この土蔵群、かつては酒屋や醤油屋などで栄えていたそうです。昔から続いている老舗のお店もチラホラありましたが、今はカフェや雑貨屋、工芸屋などが多く並んでいます。
途中でほっとひと息…休憩タイム
ぶらぶらと散策していると、店先にマトリョーシカを並べている可愛いカフェがあったので、そこでお茶をしました。
「nevica(ネビカ)」というお店ですが、中に入ると外の雰囲気とは一変して、落ち着いたかわいい内装のお店。たくさんのジェラートが並んでましたよ。なんとも居心地の良い空間!
カフェオーレ&フルーツタルトを頂きましたが、甘すぎず、しかもタルトはサクサク感があり、とっても美味しかったです♪ カフェオーレも大きなグラスに入っていて大満足♪
マンホールの模様
お店を出てぶらぶらしていると、ふと足元のマンホールに目がロックオン!マンホールの蓋って、その町の色んな情報が詰まっていたりして面白いですよね。ちなみに私の住む大阪市内では、大阪城&桜が描かれています。
私が目にした倉吉市の蓋の柄は2パターンで、どちらも花の絵がついてました。思わず写真をパチリ♪ そして、さっそくネットで調べてみると、左はシンボルの花「ツツジ」、右はシンボルの木「ツバキ」だそうです。
そういえば、白壁土蔵群近くにある打吹公園はツツジで有名です。それでシンボルの花がツツジなのかな?
さわやかトイレ
さらに散策を続けていると「さわやかトイレ」なる和風な外観の公衆トイレに遭遇しました。
中には入りませんでしたが、そのトイレの周辺には、よく見ると色んな彫刻が設置されていてなかなか面白い場所でした。ちなみにこんな彫刻がありましたよ〜♪
倉吉駅からのアクセス
この白壁土蔵群へは、JR倉吉駅からは路線バスの内線西倉吉方面行が出ているのでそれに乗り、赤瓦•白壁土蔵で降りればすぐです。今回は時間に余裕がなかったので、倉吉駅からタクシーで向かいましたが、片道は1500円程で、乗車時間は15分程でした。
そうそう、白壁土蔵群のすぐ近くの小学校の校舎には、打吹天女伝説の壁画がありました。こういう伝説を身近に感じられる小学校って、なんだか羨ましく感じます。
このすぐ近くには「打吹公園だんご」で有名な打吹公園もあるので、時間があれば足を運んでみるのもいいですね。
今回は駆け足観光だったのであまりゆっくりできなかったけど、次に来ることがあればまったりと散策してみたいな。