春に入ってからというもの、S NSなどでも脱皮中のリトープスの写真をよく見かけていましたが、うちで育てているリトープスも、無事に脱皮が終了しました!わーい♪
と、ここで、リトープスって何?と思われる方がいるかもしれませんね。
脱皮というくらいだから、ヘビやトカゲのような爬虫類?
と思われるかもしれませんが、リトープスとは、実は多肉植物なんです!
多肉植物といっても、お馴染みのサボテンやアロエなど、たくさんの種類がありますが、そのなかでも女仙(メセン)という種類に属する多肉植物です。
メセン類の仲間
このメセン類の多くは、リトープス属のようにコロンとした丸い形をしているイメージのものが多いかな?
それ以外にも、ムーミン谷のニョロニョロのような形をしたフェネストラリア属や、ゴツゴツした小石のようなアロイノプシス属、葉先がザラザラしたチタノプシス属なんかも、同じメセン類に含まれます。
ほかにも、たくさんの種類がありますが、下の写真のような、豆粒のようなコノフィツム属も人気がありますよね。
新しく生まれ変わる多肉植物
この脱皮ですが、リトープス意外にも、メセンの仲間でも紹介した、コノフィツムも同じく脱皮をします。
この脱皮で、年に一度、古い球体の中から、新しい球体が出現するんです!
人間で例えてみると、古いお肌の表面が剥がれて、赤ちゃんのようなツルツルお肌が現れるようなイメージでしょうか。なんとも羨ましい限りです。
リトープスやコノフィツムなどの脱皮では、その際に1つから2つ、ラッキーな場合は3つに増えたりするんですよ。まさに、この脱皮によって個体を増やしていくんです。
もちろん、採れた種からも増やせます。
うちで2015年9月に種まきしたリトープスの青磁玉も、だいぶ大きくなってきました。
と言っても、成長は遅めで、やっと1センチちょっとになったくらいです。
大人の姿になるまでは、まだまだだけど、小さいながらもちゃんと脱皮も終えました。
今回は、脱皮後に撮った写真ばかりなんですが、少しだけ脱皮中のがいたので、写真を載せておきますね。
上の写真は、古い皮の模様がまだ残っている状態ですが、下のは完全に水分も抜けて、カピカピに茶色く枯れた状態です。
そのまま放置の時もありますが、我慢できずにピンセットで引っこ抜くことのほうが多いかな(汗)
ということで、前置きが長くなりましたが、ここからうちのリトープス3鉢の様子を紹介したいと思います。
カラフル丼
2018.6.7 撮影
まずは、カラフルな色ばかりを集めたカラフル丼。ざっと見た感じでは、双子になったのは2つだけ。
一番わかりやすいのは、真ん中の緑色ですね。
昨年は三頭だったのが、今回の脱皮で先祖返りして二頭に戻り、さらに双子に変身しました。
こんな感じ↓
最後の三頭だったので、二頭に戻ってしまい、少し残念ですが、増えてくれたので良しですよね。
地味丼
2018.6.7 撮影
こちらは、地味めの色を寄せ植えした鉢で、ほぼブラウン系です。
今年は、全体的に双子の確率が低めですが、この鉢も2つだけ双子が誕生していました。
コチラ↓
双子は、ピッタリと並んで整列しているので、見つけやすいですね。
渋い丼
2018.6.7 撮影
こちらは、渋い色味のリトープスを集めた鉢。
左側の4つだった紫李夫人(紫色)のうち、2つが双子になり、合計6つになりました。
という感じで、今年は各鉢ともに2つずつの双子で、確率としては低めの結果でした。
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育て方
ネットでリトープスの育て方を検索してみると、一般的には難しいとよく書かれています。
確かに、うちでもいつの間にか消えてることがあります。
たいてい、休眠期の夏の間に溶けてしまうことが多いですが、それが難しいと言われる原因なのかもしれませんね。
でも、リトープスを育て始めて今年6年目となりますが、個人的な感想としては、言われているほど難しくない印象があります。
とりあえず、ポイントさえ押さえておけば、元気に育ってくれると思いますよ。
ということで、私の中のポイントを2つまとめておきました。
1. 水遣り
まず1つめのポイントは、水遣りです。
この時期のリトープスは、脱皮したてなので、成育期よりも小さくなっています。
ここで水をたっぷり与えてたいところですが、水を与えすぎると二重脱皮を起こしてしまうので、なるべく控え気味が良いかと思います。
ちなみに、二重脱皮とは、脱皮してすぐにまた脱皮してしまうこと。
脱皮中は、古い個体から水分を吸収し、新しい個体が大きくなってきます。
ですが、この脱皮中に水をたっぷりと与えてしまうと、根っこからも水分を吸収してしまい、結果、また脱皮を引き起こしてしまうんです。
二重脱皮してしまうと、株が小さくなり、もとの大きさに戻すのに時間がかかってしまうので、脱皮後も、しばらくは水を控えめが無難かも。
ちょうど脱皮のあとから、夏の休眠期に入っていくので、そのまま控え気味を継続すると良いかもしれませんね。
夏の終わり頃には、シワシワになっているかと思いますが、涼しくなり始めてからたっぷりと水を与え始めると、ぷっくりした姿に変身してくれます。
ちなみに、うちでは毎年『秋分の日』を目安に、水遣りの量を増やしています。
と言うことで、うちでの年間の水遣りは「たっぷり」または「少し」の2パターンです。
【秋〜年末】月1回、鉢底から流れ出るくらいにたっぷり
【冬〜春 (脱皮中)、夏 (休眠期)】月1回、シャワー水をササッとかける程度の少量(根っこを軽く湿らす程度)
2. 置き場
2つめのポイントは、置き場所です。
年間を通して、日当たりが良く、風通しの良い場所であること。
うちでは、年間を通して南向きのベランダで育てているので、日当たり&風通しも良い場所です。
一般的には、夏の休眠期は風通しの良い半日陰が良いと言われていますが、花を咲かすには、休眠期の夏の間にも、ある程度の日光に当てたほうが良いみたいです。
何年か前に教えて頂いた話では、休眠期の夏でも、日当たりの良い場所で、40%ほどの遮光ネットを使用するくらいが良いと教えて頂きました。
それ以来、夏は40%の遮光ネットを使用していますが、半日陰で夏越しさせていた頃よりは、花もよく咲くようになった気がします。
という感じで、うちでは置き場所は年間を通して同じ場所で、下記のように2パターンのみです。
【秋〜初夏】日当たりが良く、風通しの良い場所(南向きのベランダなので、直射日光も当たっています)
【夏 (休眠期)】秋から初夏と同じく、日当たりが良く、風通しの良い場所+40%の遮光ネットを使用。
という感じで、最後はうちでの水遣り&置き場などをまとめましたが、育てている地域や環境で育て方も変わると思うので、少しでも参考にして頂けたら幸いです。
ちなみに、うちは大阪市内。
冬の氷点下もほとんどないので、多肉植物のほとんどがはベランダで越冬できています。
これから難関の夏越しが待っていますが、無事に乗り越え、秋にかわいい花を見たいものですね!