カンアオイ デラバイ
- 【学名】Asarum delavyi
- 【和名】カンアオイ(寒葵)
- 【科名】ウマノスズクサ科
- 【属名】カンアオイ属
- 【分布】中国
- 【開花期】春
おととしに初めて花を咲かせたものの、昨年は花を見ることができなかった、カンアオイのデラバイ。
今年は咲いてくれるかな?と淡い期待を寄せながら、たまに様子を見ていた程度でしたが、春を迎え、なにやら根元からふっくらとしたものが出てきました♪
蕾だとは思うけど、この時期は新しい葉も展開してきてるので、葉芽かな?
でも、日増しに大きくなってきたので、やはり花芽っぽい!ちなみに、こんな感じに膨らんできましたー。
うんうん、これはもう蕾で確定ですね!
いかんせん、おととしが初めての開花だったので、どんな感じだったのか、記憶にない状態。
そして数日後、さっそくデラバイの様子を見に行くと、すでにあの妖艶(?)な花を咲かせてました!
うーん、ガガイモの花ちっく♡
ガガイモの花が好きな人は、カンアオイの花も好きなんじゃないかな?
しかも、今年は花が3つ♪
初開花では1つだけだったので、3つも咲いてくれるなんて、あ、あ、ありがとうございまーす♪
花はダークな紫色で、中央あたりがホワイトのツートンカラー。写真ではわかりづらいけど、よく見ると花の表面は毛羽立っていて、白い星を散りばめたような、小さな点々の模様が入っています。
なんだか、銀河系のようですねー。なにげにエキゾチックな雰囲気も漂ってます。
と、さっきから「花」と言ってますが、実は花びらのような部分は「萼」だそうです。ということは、クリスマスローズや紫陽花と同じですね。
萼ということもあり、色は少し退色していくとは思うけど、そのぶん長く咲いてくれてます。ちなみに、最初に咲いた花は、半月ほど経った今もしっかりと咲いてますよー。
花の形は、正面から見ると三角形。
正確には、筒状の先が3つに割れているので、正面から見ると、それが3枚の花びらのように見えています。
そして、横から見るとタコ壺のような形。
なんだか、食虫植物のサラセニアを、ずんぐりむっくりな姿にしたようなキュートな姿ですね(笑)
そういえば、おととしの開花がいつだったか調べてみると、4月6日でした。今年は4月7日だったので、ほぼ同時期ですね。
とりあえず、まだまだ手探りで育てている状態だけど、久しぶりに花を咲かせてくれたってことは、なんとか順調に育ってくれてるってことなのかな。
置き場
カンアオイは、このデラバイしか育てたことがないんですが、基本、年中ベランダの半日陰に置いています。
真夏だけは、直射日光が当たると葉焼けしやすいので、大きな植物の足元の奥に置き、さらに光を和らげるようにしています。山野草だけに、耐陰性はかなり強いですね。
冬も耐寒性多年草というだけに、寒さには強いけど、さすがに寒風に当て続けていると、葉が茶色くなって枯れてます。その場合だけ、茶色くなった葉をチョッキン。
葉を切り取ったりで、冬はかなり貧相な姿に変身。このまま消滅しちゃうのかな…とドキドキだけど、春から新しい葉が展開してくれるので、プラスマイナスゼロといった感じです。
ちなみに、4月頃から伸びてくる新しい葉は、色も艶も瑞々しくてとても綺麗です!
植え替え
初めての植え替えは、市販の山野草の土を使用。鉢はちょうど良いものが手元に無かったので、余っていたスリット鉢を使ったものの、土がすぐに乾燥。結果、水遣りの回数が増えて大変でした(汗)
ということで、2回目の植え替えでは、ちょうど空いていた陶器の山野草の深鉢があったので、こちらを使用。用土は、赤玉土だけでも良いみたいだったので、大量に余っていた小粒の硬質赤玉土を使用しました。
とりあえず、最初の植え替え時よりも、水持ちがよいぶん、水遣りの手間が省け、だいぶ楽になりました♪
と、気を抜いていたら、数日前、かつてない水切れをやらかしてしまい、株も花もグニャリ…。
すぐに水遣りしたものの、かなりのグニャリ具合だったので、翌日、どうなったか見にいくのがさすがに怖かったー。が!見事に復活!ホッ…
もう少しマメにチェックしないとダメですね。
しかし、植物の復活力、恐るべし!