早いもので気づけば師走ですね。さすがに大阪市内も朝晩がグッと冷え込んできました。それと同時に多肉植物たちの紅葉も一気に進んできたように感じます。ベランダではツユクサ科トラディスカンティア属"シラモンタナ"が紅葉を始めています。春には緑色だった葉が少し華やかになってきましたよ。
ツユクサ科トラディスカンティア属シラモンタナ(Tradescantia sillamontana)
このシラモンタナは、和名では"白雪姫"や"白絹姫"、英名では"ホワイトベルベット(White velvet、White gossamer)"と呼ばれています。ふんわりと白いうぶ毛が生えた葉なので、白い雪や絹をまとっているようにも見えますね。もふもふっ♪
ちなみに花言葉は"届けたい切ない気持ち"で、10月9日の誕生花だそうです。
花はたまにポツリと咲いてくれますが、ツユクサ科らしい3弁で、色は濃いピンク色。鮮やかな色なのでかなり目を惹きます。今は咲いていないので過去の写真になりますが、昨年12月初旬の写真がコチラです。少し紅葉した状態で花を咲かせています。
これとは反対に、お迎えして初めて花を咲かせたのは5月でしたが、その時は新緑の葉の時だったので瑞々しい雰囲気でした。こんな感じ♪
葉っぱがギュッと詰まっていて理想の形です!毎年こんな状態を保ちたいのですが、気づけばすぐに伸びてしまい難しいです。。。
水遣り&注意点
このシラモンタナは、水を与えすぎると枝の節と節の間が伸びてしまい、葉も大きくなり、白い綿毛もなんだか寂しい状態になってしまいます。いわゆる徒長というやつですね。
育て始めた頃はよく分からずに少し多めに与えていたせいで、四方八方に枝が伸びまくり、しかもヒョロヒョロでジャンボになってしまいました。なので翌年からは水を控え気味にし、春から秋は2週間に1回くらいを目安に与えるようにしました。それからは最初の時よりは少しだけコンパクトに育つようになりましたが、この時期になるとそこそこ伸びてしまいます。
水遣りすると際の注意点ですが、葉に水をジャバジャバと掛けると、根元あたりの葉が蒸れてポロポロと取れやすくなります。とくに夏は要注意!夏になると見事に根元をスカスカにしてしまいます。なので水遣りの際はなるべく根元から直接土に与えるようにしたほうが良いかも。ちなみに冬は月1回程度にしています。地上部は枯れてしまいますが、頭を覗かせている新芽のために与えている感じです。
置き場所
年間を通して屋外の日当たりの良い場所が良いですね。寒さにも比較的強く0℃くらいまでは大丈夫。そんなこんなで冬も屋外に置きっ放しです。本来は熱帯地方が原産の植物なので、スペースに余裕のある場合は冬は室内で育てるほうが綺麗に育つのかもしれませんね。うちでは余裕がないので必然的に屋外です。
寒さのせいか、冬の間に葉は枯れてしまいます。すでに葉が枯れてきているものもチラホラ。もう少しすると来年の新芽が根元からポコポコと膨らんでくるので、その頃には枯れた枝の根元の少し上でチョキチョキとカットしています。新芽にお日様が良く当たるし、枯れた枝を付けたままよりも見栄えも良いです。
とにかく、このシラモンタナは耐暑性&耐寒性があるうえに、日当たりの良い場所から明るい日陰まで幅広い環境でも育てられるので、あまり気を遣わなくても良い植物です。とりあえず気楽に育てるのが一番ですね!