カラルマ属クレヌラータ(caralluma crenulata)
11月になると毎年花を咲かせてくれるカラルマ属のクレヌラータ。今年も枝先に蕾をチラホラとつけ始めました。こちらは10月23日の写真です。まだ蕾も小さいですね。
この蕾の大きさになるまで随分と待たされましたが、ここから花を咲かせるまでさらにじらされます。でも咲いた花を目にすると待った甲斐を感じる花でもあります。その蕾がようやくパカッと開き、今日(11月2日)花を咲かせてくれました♪
蕾をパッと開いた姿はなんだかブラックホールのようなイメージです。この枝先の花は3個だけですが、ほかの枝には最高で11個の蕾が付いています。花束のような房咲きタイプなので見映えもなかなか良い品種。そしてとてもガガイモらしい花です。
蕾を開いていく姿は、折り紙を広げていくようで、そのタイミングが見れるとなんだか得した気分になりますが、こちらはなかなかタイミングが難しいですね。過去の写真ですが、ちょうど蕾が開いていくタイミングで撮れたのがあったので載せておきます。(注:奥のガガイモは別品種の修羅道です)
蕾は淡いグリーンですが、その蕾の奥にこんなに派手な世界が潜んでいるとは想像もつきませんよね。
ゴージャスでド派手な花
カラルマ属は枝の先にたくさんの花を咲かせるものが多いですが、このクレヌラータの花もまさにその典型的な咲き方。枝先にいくつもの花を咲かせてくれます。その姿はなんだかブーケのようでゴージャス。新しく伸びた枝先には花もよく咲く品種だと思います。花はレンガ色ベースに黄色のストライプが入ったような模様でとにかく派手!内側の凹んでる部分までしっかりとストライプの柄が入っています。1つの花もわりと大きめで1.5-2cmほどあるので、花の存在感もなかなかです。
うちでは毎年、7月下旬頃からニョキニョキと旺盛に新枝を伸ばしてきます。育て方のせいもあるかもしれませんがとにかく枝が暴れます!長くひょろーんと伸びた枝の途中から、またひょろーんとした枝を伸ばしてくるので伸びまくり…。枝もあっちを向いたりこっちを向いたりとかなり不恰好になってきます。なので適当な時期に伸びた枝を挿し木にしていますよ。
挿し木の方法&管理【自己流】
花の紹介ついでにクレヌラータの挿し木の方法を書いておきますね。まずは挿す枝を準備します。挿したい枝の付け根でねじると簡単にとれるので、その切り口を一週間ほど乾燥させ、その後は土に浅めに挿しておきます。根が出るまで土の上に置いておくだけでもいいですよ。
その後の水遣りですが、ガガイモの挿し木は水遣りをすると他の多肉よりも溶けやすい印象があるので、とにかく水は与えずに1ヶ月ほどは霧吹きだけにしています。ちなみに今年の7月下旬に挿したのはこんな感じになりました。
すでにひょろーん!紹介するのも恥ずかしい姿…。親株の枝が少し茶色っぽくなってきたので、挿し木でしっかりした株を更新したいところなんですが、親株ほどずっしりした姿にはほど遠い感じです。実はこの枝のほとんどが挿してから伸びた部分なんです。もとは根元あたりに短く挿していたのが夏の間に一気に伸びました。とにかく成長が旺盛な品種なので、溶けさえなければ増やすのは簡単!
クレヌラータの挿し木のタイミングですが、秋に挿し木をした場合、挿したあとに蕾が出てくることがあります。でも根づいていないので、うちではその蕾は咲かずにしぼんでしまいました。なのでもし秋に花を見たいのであれば早めの時期に挿しておいたほうがいいかもしれません。うちでは毎年11月に花を咲かせるので、花後に挿し木となると冬に入ってしまいます。冬はガガイモの休眠期に入り成長しないので、そのまま枯れてしまう可能性が高いので、クレヌラータの挿し木は7月〜8月にしています。開花する11月まで3ヶ月はあるので、その間の根っこの伸びしろも十分です!
このクレヌラータの花は毎年11月に咲くこともあり、この花を目にすると秋を実感する花でもあります。花の見た目も秋色ですもんね。でも急に寒くなってきたので、秋をすっ飛ばして冬支度をせねばという焦りが先にやってきました(汗)まずは室内に取り込む作業をボチボチと始めるとしようかな。それ以前に室内におさまりきるのかハテサテ。。。
ただいま開花中の多肉植物の花たち
最後にちょうど今咲いている多肉植物の花たちを記録に載せておきますね。
プセウドリトス ドドソニアヌス (Pseudolithos dodosonianus)
今日見たらドドソニアヌスの枝先のほぼすべてに花がついていました!同時開花の数では今までで一番かも!まだ蕾がついてるのでもう少し賑やかになってきそうですね。
ペルシダム ネオハリー ツィーホンテーン(Conophytum pellucidum neohallii tweefontein)
こちらのコノフィツム、ペルシダム ネオハリー ツィーホンテーンは花が10個咲いていました。多肉自体が小さいので、花が咲いている間は花の奥に埋もれてしまっています。花は日中だけ咲くので、朝夕は花びらを閉じています。休日しか花を見れる機会はないけど、意外と長く(10日〜2週間程)咲いてくれるので、どこかしらのタイミングで花は見れますよ。
リトープス(Lithops)
リトープスは毎年黄花系が咲いたあとから、少し遅れて白花系が咲きはじめています。1鉢目の寄せ植えの黄花は花も終わりに近づいていますが、こちらは別の鉢。ちょうど咲きはじめのほやほやです。花は夕方16時過ぎから1時間ほど咲いている感じです。昼過ぎには花びらも開きはじめてはいますが、やはり夕方の時間帯がそり返ってへばりつくほど花を開ききっています。ちょっとびっくりする反り返りかたかも(汗)
他にも花を咲かせている多肉植物がいますので、またボチボチと写真を載せていきますね!
【追加】11月13日にはクレヌラータがほぼ満開になりました。(記録用)
11月17日