ブルゲリ、ウィッテベルゲンセ、紅籠の種まきにチャレンジ!
今年の秋は、サボテンのアズテキウム 紅籠(Aztekium valdezii)、コノフィツムのブルゲリ(Conophytum burgeri)、同じくコノフィツムのウィッテベルゲンセ(Conophytum wittebergense)の種まきにチャレンジ!コノフィツムやリトープス、それにチタノプシスなどのメセンは種から育てたことはあるのですが、サボテンは今回が初めてなので、うまく発芽するのか少しドキドキです。
種の入手
サボテンのアズテキウム 紅籠とコノフィツムのブルゲリは今回、種を購入しました。
どちらも少しレアな多肉植物ということもあり、種とはいえお値段もなかなかです!紅籠が10粒で1200円、ブルゲリは10粒で1600円でした。生育株は高すぎてとても買えないので、これでうまく育てられたら安いのかもしれませんが、それまで何年かかることやらです。
コノフィツムの種とり作業
ウィッテベルゲンセは自家受粉で種が出来ていたので、そこから種を取りました。毎度ながら、コノフィツムの種は微塵サイズでビックリさせられます。シャーペンの先でちょんと点を書いた程の大きさです。少し息を吹きかけると飛んでいってしまいそうなので、息を殺しながらの種とり作業。最初の頃よりは多少は慣れてきましたが、それでもコノフィツムの種を前にすると、どこかに飛んでいってしまいそうで緊張しますね。サボテンの紅籠の種はそれよりは若干大きい種でした。それでもかなり小さい部類です!
このウィッテベルゲンセ、種を採取する際にはピンセットで挟み、本体を押さえながら軽く引っ張ったらすんなりと種の入ってる袋がとれますよ。この種の入ってる袋ですが、こちらも数ミリという小ささ!だから種もあまり入ってないかな?と思いつつ、まずはお水を入れた白いお皿(種が黒いので判別しやすいんです)の中に半分に切った種の袋を入れてみます。そして、ピンセットで挟んで水の中でぷるぷると揺すってみました。すると3粒の種がふわ〜んと出現。それでも念には念を入れてしぶとく水の中で揺すり続けていたら、まだまだ種が出てきましたよー。全部で20粒くらいは採れたかな?なんでも諦めずにやってみるもんですねー。
種まきの土と鉢の準備
種まき用の土ですが、私はいつもプロトリーフから発売されているの さし芽•種まきの土を使っています。赤玉土、鹿沼土、ピートモス、軽石などが入っていて、粒もかなり細かめです。小さな種を植えるにはこれくらい細かい粒の方が、土の下に種が沈みにくくて良いですね。それに栄養分のない清潔な土なので、そのまますぐに使えるのも便利なところ。
鉢は小さな2号のスリット鉢を使用。底に鉢底石を入れ、その上にこのプロトリーフの土を鉢の上のギリギリまで入れます。少しでも種に光が当たる目的と、そのうち土が沈んでくるのも考慮して多めに入れておきます。初めの頃は何も考えずに1cm程のスペースを残してたんですが、水遣りをしているうちにドンドンと土が下がってきて、日陰になる箇所もあったりと失敗しちゃいました。良く日の当たるはところは大きく育つんですが、少し日陰の部分は生育も悪かったんですよね。。。
さあ!種を蒔こう!
さて、ここからあとは種を蒔くだけ!あらかじめ鉢の中の土を水でたっぷりと濡らし、その上に種をパラパラっと蒔き、仕上げに表土を霧吹きでシュッシュッ。最後に腰水の状態にしたら完了!この時期の直射日光はまだまだ種には強すぎるので、しばらくは半日陰の場所に置いておくだけです。うちでは発芽してしばらくは室内のカーテン越しの窓際で育てていますよ。
2016/09/17
種まき後の水遣り
播種後のしばらくは、この状態で毎日霧吹きだけで水を与えます。ついでに腰水もきれいな水に入れ替えておきます。あと、水遣りの時には上から掛けるのだけはNG!小さな種が土の中に入り込んでしまうと発芽しなくなります。過去に一度やっちゃってます…。そんなこんなの失敗から学ぶことも多いですね。何事も経験ですね。種は数日で芽を出すものもあれば、1ヶ月程かかる種類もあります。まずは無事に芽を出してくれることを祈るばかりです♪