ムシトリスミレ (英名:butterwort)
今日も朝から良いお天気でした。まだ梅雨が明けていないので相変わらずの湿気でしたが、食虫植物たちはこの蒸し暑さに大喜びのようです。湿地帯に生息しているせいでしょうね。逆に日差しがキツすぎる真夏は、少々お疲れのように見えます。我が家では、食虫植物はムシトリスミレとサラセニアの2種類を育てていますが、ムシトリスミレ (Pinguicula) が数ヶ月ぶりに蕾をつけ、1つだけですが花を咲かせてくれました。4ヶ月前の3月中旬には、過去最高の4つの花が同時に咲きましたよ。鮮やかなピンク色なので、冬の玄関先が少し華やぎました。
驚愕の花もちの良さ!
その4つの同時開花の時は、1つ目の花が昨年の12月末に咲き始め、そのあと1月、2月、3月と、毎月1つずつ咲いていきました。そして3月に同時に4つが咲き揃いましたよ。最初の花は、12月末の花が3月中旬まで咲いていたことになります。花期が長い印象はありましたが、まさか3ヶ月半も咲き続けるなんて驚きです。
冬の管理
毎年、冬の間は簡易ラックにビニールを掛けて冬越しさせていますが、東向きなので昼前までお日様が燦々と当たる環境です。そんな温かい中で腰水をしたままの状態なので、ビニール温室の中は他の季節よりも空中の湿度が高くて空気もこもり気味。その蒸し蒸し環境のせいか、花は夏よりも冬のほうが良く咲いてくれています。そこそこの空中湿度があるほうが調子が良いのかもしれませんね。
虫取り効果バツグン!
今朝は花の写真を撮るために、葉っぱをシャワーで洗い流しました。というのも、黒いドットがたくさんついてたので。今日はまだ少ないほうでしたが、びっくりするくらいのドット状態のときもありますよ。という感じで、捕獲効果はかなり絶大!でもこの時期は、どちらかといえば蚊を捕獲してくれたら嬉しいんですけどね。蚊はさすがにくっ付いてくれません。付きたてホヤホヤのドットさんは、まだ逃げようと動いてたりしますが、葉っぱの粘液のほうが強力なようで、なかなか逃げられない模様。
水苔に植え替え
このムシトリスミレは、お迎えした際に3号の駄音鉢に用土で植えつけていました。しばらくそのままにしていたら、いつの間にかムシトリスミレが大きくなってきたので、ゴールデンウィーク前に植え替えを実行。今までよりも少し大きめの駄温鉢(平鉢)に、今回は水苔で植え替えました。でも今までピートモスがメインの用土だったので、いきなり水苔に変えて調子を崩さないか心配でした。そんな心配もよそに、ちゃっかりと馴染んでくれたようで、さらに葉が大きく展開してきましたよ。むき出しになっていた水苔もほとんど見えなっています。育て方も簡単で、腰水だけ忘れずに足しておけば、年中放ったらかしでも元気で育てやすい品種なので、オススメの食虫植物さんです♪