プセウドリトス属 ドドソニアヌス
今日は朝から久々の快晴~。それだけで気分があがってしまう単純人間でございます。多肉植物を趣味で育てている人たちは、同じように晴れてるだけでテンションがあがる人が多いでしょうね。それにしても、日が長いので仕事から帰ってもまだまだ明るくて、1日が得したように感じられますね。日が暮れる前に多肉植物たちのチェックができるのも嬉しいところです。でも、あと2週間ほどで夏至ですかぁ。帰宅してからのお楽しみタイムが減ってしまうなぁ。
話は変わりますが、最近毎日のようにベランダに彼らがやって来ます。見かけない日はないというくらいに。というのも、うちではガガイモ科の多肉を育てているので、その花のにおいに誘われてか、暖かい時期にはよく彼らが来訪します。チョウチョやミツバチなら可愛いんですけどねぇ。微妙です。その彼らとは、ハエさん達です。 ただいま彼らがせわしく飛び回っているお目当は、先日から花を咲かせている、このガガイモ科プセウドリトス属のドドソニアヌス(Pseudolithos dodosonianus)の花です。
ガガイモの花=くさい!
というイメージがありますが、意外と人間の鼻ではにおいを感じないものも多い気がしますね。たしかに、鼻をつまみたくなるくらい強烈なのもなかにはあります。今回花を咲かせてドドソニアヌスはまさにそっち系です。でも、うちではあまりニオイのしないものがほとんどですね。たまたま、うちでは匂いのしない品種が多いだけかもしれませんが、くさいのばかりだと育てるのも嫌になりますもんね。そんな人間にはわからないニオイですら、彼らは感知してやってきます。恐るべき嗅覚ですね。前回写真を撮影したときは1つだけ花が咲いてたんですが、気づけば7つ咲いてました。
ハエさんのお気に入り
最初の花が1つ咲いたときは、私が見つけるよりも先に1匹いらっしゃってました。そして、花を独占状態。追い払っても、またすぐ花に戻ってくるほどお気に入りの様子でしたよ。花が1つでその状態だったのを考えると、花が7つもとなると、たまらないのでしょうねー。うちのベランダは、彼らの間で噂になってたりしてね。この近くにオススメのスポットがあるよーっとかって。ちなみに数ミリの小さな花だし、まったくにおいは感じないんだけどなぁ。鼻の効く人なら近づけるとわかるものなのかなぁ?
今回はたくさん咲いたよ
この花、実はこんなにたくさん咲いたのは初めてなんです。今までは花が咲き終わり黒くしぼんだ姿ばかりで、ちゃんと咲いてる姿を目にしたのはほんの数回だけ。しかも1つだけとか。なので、今年はとても調子良いようです。花は、梅の花みたいな形ですよね。でも、この花もガガイモの特徴でもある星形なんですよ★咲き始めは、花びらの先端がツンととがった形だけど、咲き進むと花びらが反り返り、正面から見るとまるく見えます。うーん、やっぱり面白いです。ガガイモのお花って。
ハエさんを誘惑してるの!?
この花の中心の白っぽい部分がありますよね?この部分は、遠くからでもやたらと目を惹きます。中心から光が発せられてる感じというのかな?これって、彼らに気づかれるように目立たせてるのかもしれませんね。そして、受粉を手伝ってもらってるのかな?もしそうなら、においで引き寄せたり、一部を目立たせて引き寄せたり、ガガイモの戦略勝ちかもしれませんね。子孫を残すための、植物のしたたかさを感じてしまいます。