まほろば : チャオの多肉ブログ

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【2016年】カラルマ、スタペリア、スタペリアンサス、リチドカウロン、セロペギア、ブラキステルマの花のまとめ

これまでに『フェルニア編』『ラリレアキア&プセウドリトス編』とガガイモの花を紹介させて頂きましたが、今回は最終編として、今年咲いたカラルマ、スタペリア、スタペリアンサス、リチドカウロン、セロペギア、ブラキステルマの花をまとめて紹介したいと思います。育てている品種が少ないので、花が咲いたものも少ないですが、個性的な模様は変わらずに魅力溢れる花が多いです。花の大きさも極小〜巨大なものまでありバラエティ豊か。写真の撮れなかった種類もいくつかありますが、今年咲いたものは大体まとめられたかと思います。

カラルマ属 アドセンデス (caralluma adscendens)

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【花】黄×紫。直径1cmちょっとの小さな花。花びらの先端にはフリンジが付いています。シーズン中は、枝のてっぺんから次から次へ幾度となく花を咲かせます。花は下向きに咲くので、下から覗かないと模様は見えませんが、ステンドグラスのような緻密な模様をしています。
【茎】ホウキ状に細い茎をたくさん伸ばします。枯れ枝を整理すると横から脇芽を伸ばしてくるので増えるのもはやいです。水は好きなほうなので、他の種類よりも少しだけ多めに与えています。昨年はぷちぷちを巻いてベランダで越冬させましたが、今年の冬は室内で管理しています。暖房で室内の温度が一定しているためか、ぷちぷちの時よりも元気に成長しており、この時期でも茎が太くしっかりとしてきました。

カラルマ属 クレヌラータ (caralluma crenulata)

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【花】黄×茶。個性的な模様をしています。花の直径が数センチあるので、近づかなくてもしっかりと模様を確認できる大きさです。花は枝の先端に房咲きするタイプなので、一斉に花を咲かせた姿は見応えあり!花はわりと咲きやすいほうで、今のところ咲かなかった年はないほど花つきの良い品種です。
【茎】毎年7月頃から急激に茎を伸ばし始め、成長もかなりはやいです。伸びた茎の先端からまた新しい茎を伸ばしていくので、あっという間に暴れた姿になってしまいます。毎年、秋には置き場所に困るほど…。伸びて形が悪くなった時は、茎の根元からもいで挿し木にしておくと良いですね。

カラルマ属 紫竜角 (caralluma hesperidum)

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【花】濃いあずき色のような単色。花はいくつか同時に咲かせてます。フェルニア属の剣竜角として買ったものですが、なんとなくカラルマ属の紫竜角っぽい?ということで、カラルマとして紹介させて頂きました。別で育てているオルベア属のスプレンゲリーにも茎の模様や花がそっくりなので、正直区別がつきません。
【茎】茎には模様が入っており、色味も青味がかった緑色の綺麗な品種です。花がない時期でも楽しめるガガイモです。成長はわりとはやく、どちらかといえば横に伸びてくるので少し場所とりさんです。

スペタリア属 王犀角 (stapelia gigantea)

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【花】淡いオレンジ色。手のひらよりも大きな花です。とにかく咲いているとすぐにわかる程 ほどの強烈なニオイです。うちで悪臭を放つ花のトップ3には入るかも…。蕾も大きいですが、よく見ると先端がスクリューしていて面白い形をしています。
【茎】花が大きいだけに、茎も太く背丈もある大型。枝は重さで枝垂れてしまうので朝顔の支柱を立てていますが、茎が伸びるうちに横からドンドンと下に枝垂れてきています。花はその枝垂れた茎からしか咲いたことがありません。

スタペリアンサス属 ピロサス (stapelianthus pilosus)

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【花】黄×赤。1センチ程の小さな花ですが、黄色ベースに赤の模様が入り、ガガイモらしい個性的な花。今年は3つだけ咲きました。花もちは長いほうです。
【茎】茎は毛深いタイプ。新しい茎は鮮やかな緑色ですが、冬になるとグレーに変わります。でもまた暖かくなると徐々に緑色に戻ってきますよ。成長は穏やかですが、うちでは枝がだら〜んと伸びてしまうので、邪魔になってきたら新しい茎の根元からもいで鉢の横に挿しています。挿し木はほぼ活着してくれています。2枚目の写真の奥のほうが挿した茎たちです。

リチドカウロン属 マクロロブム ミニマ (rhytidocaulon macrolobum minima)

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【花】黄×紫。紫色の花びらの中心から外側に向かってイエローのストライプの模様が入っています。直径が1cm未満の小さな花なので、かなり近づかないと模様はわかりづらいです。茎の色と同化した色味なので、いつも気づけば咲いてるといった感じ。なぜか今年は良く咲いてくれて、10個ほどの花を同時に咲かせてくれました。それでも花が咲いてるのがわかりにくいほどの小さな花です。

【茎】干し芋のようにシワシワで、茎を放射状に伸ばしていきます。茎の色もダークな緑色。他の多肉質なガガイモとは一風変わった雰囲気があります。伸びるスピードは遅くもなく早くもなくでちょうどよい感じです。ほとんど形が暴れないので個人的には育てやすい品種。

セロペギア属 サンダーソニー(酔竜) (ceropegia sandersonii)

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【花】淡いグリーン。花は3-4cmほどの大きさです。よく見るとヒョウモン柄をしています。横から花を見るとパラシュートのような形をしているので、パラシュートプランツやアンブレラフラワーとも呼ばれています。花つきはとても良く、最盛期にはたくさんの花を咲かせてくれます。

【茎】ツル状に伸びてくるので、うちでは朝顔の支柱を立てています。勝手にぐるぐると巻きついていくので、放置気味でも旺盛に育ってくれるので育てるには楽です。たまに支柱以外の所に絡まってしまい、ほどくのに大変なことがありますが、それさえ注意しておけば放ったらかしでも元気ですよ。

セロペギア属 スタペリフォルミス(薄曇)(ceropegia stapeliformis)

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【花】白×紫。花が開くと5cmちょいの大きさ。花びらの内側全体は白いうぶ毛に覆われており、ミカンの皮の内側のようなもふもふな感じです。写真ではわかりづらいですが、花びらの外側は花の付け根にあるような紫色の豹紋柄が入っています。ニオイはほとんど感じませんな、蜜が多いのか毎年アリがよく集まってきますよ。

【茎】 こちらは茎がひたすら伸び続けるように成長します。もとは切り戻した30cmほどの1本の茎でしたが、その先端から脇芽が1つ出て、それが毎年ずっと伸び続けている感じです。そのままの状態で育てると枝垂れる1本の状態で場所をとるので、うちでは支柱に絡ませながら育てています。ツル性ではないので自ら支柱に絡むことはないので、伸びたら支柱に乗せるといった感じです。すでに1m以上にはなってるかな?今年初めて先端を少しカットしたところ、根元に近い茎から新しい茎が出てきました。それも真下に垂直に…。かなり邪魔なのでもいで挿し木にしておきました。

ブラキステルマ属 プルケルム(brachystelma pulchellum)

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 【花】濃い紫色。直径が1cm程の小さな花です。花は枝の葉の付け根あたりに咲かせるので、1本の枝に何輪も花を咲かせてくれます。
【茎】 本体は球根(塊根)ですが、春になると枝をワサワサと出してきます。成長期には枝が数十センチほど伸びます。冬は室内で管理していますが、外気温が低いと部屋の温度も下がるせいか葉も少し枯れ込んできます。なので、その頃には根元で枝をカット。春になり屋外に出し始めると、また元気に新芽を伸ばしてくれます。 

以上、9種類を紹介させて頂きましたが、この数年まったく咲かない品種もあるので、来年はそれらをなんとか咲かせてみたいところです。ガガイモに関してはまったく追肥をしていないので、来年は液肥を試してみようかと思います。