まほろば : チャオの多肉ブログ

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【島根県安来市】庭園も楽しめる足立美術館に行ってきました!

海外での評価も高い足立美術館

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このお盆休みで田舎に帰省した際に、足を延ばして島根県安来市にある足立美術館に行ってきました。地元出身の実業家の足立全康さんが創設された美術館で、海外からも訪れる人が多い人気の美術館です。私が行ったときも外国の方がチラホラといらっしゃいましたよ。

大阪から足立美術館までのアクセスは後半に記載していますが、JR大阪駅から美術館まではかれこれ5時間程かかりました。やはり遠いですねー。

美術館の入館料は2300円と少々お高め!でも美術品に加えて目玉の庭園の管理費などを考えるとこれくらいになるんでしょうね。

素晴らしい日本画の数々!

今回はほとんど下調べをしていなかったので、現地に到着してからパンフレットを見ながらの鑑賞でしたが、思っていた以上にたくさんの日本画が展示されており見ごたえがあり!正直なところ、日本画はあまり馴染みがありませんが、名前だけはよく耳にする横山大観さんの特別展示室や、陶芸館では北大路魯山人さんや河井寛次郎さんの作品が陳列されていました。個人的には特別企画で展示されていた林義雄さんの童画に目が釘付け!どの作品もほんわかした雰囲気がたまらなく可愛いんです♪ 動物や森の木々が微笑んでいる表情や、天使の寝顔などが愛らしくて、思わずほっこりする絵ばかり。この林義雄さんの童画が描かれたカレンダーが販売されていましたが、それを買わなかったのをあとになって後悔。迷ったときは買っておくほうがいいですね。

目玉の美しい庭園

そしてそして、この美術館の目玉はなんといっても庭園!入口から順路通りにまわっていると、庭園が見える窓がちょこちょことあります。パンフレットによると、『枯山水庭』『苔庭』『池庭』『白砂青松庭』などのいくつかの庭園があるようです。確かに庭ごとに趣の異なった風情をしています。いくつか写真を撮りましたが、枯葉なども落ちておらず、どの庭も綺麗に管理されていました。さすが!

①苔庭

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②枯山水庭の"生の額絵" (窓枠が写ってないので額絵になってなかった…)

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③白砂青松庭

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和風の部屋の中からは、床の間の壁を掛け軸の形にくりぬいて、その奥の庭園を掛軸のように眺めることのできる『生の掛軸』というものもありました。暗い床の間の奥に見える明るい庭園がまさに掛軸のようで美しかったです!同じく窓から見える景色がそのまま額絵のように見える『生の額絵』(写真②)なるものもありましたよ。とても贅沢な空間ですねー。

今回は行きませんでしたが、美術館内には庭園を眺められる喫茶室などもありました。時間に余裕があれば、そこで紅茶でも飲みながらゆっくり眺めるのも良いですね。他には茶室もあり、そこでは1.500円でお茶と庭を楽しめるようです。

この日は快晴で庭の緑も明るく綺麗でしたが、日本庭園って雨の日もしっとりした雰囲気できっと素敵でしょうねー。冬に雪が積もった雰囲気も良さそう。春は花が咲き、秋は紅葉も楽しめるようです。夏以外の春秋冬の庭も機会があれば見てみたいところ。

みなさんもお近くに立ち寄られることがあれば是非足を延ばしてみてください。庭園も楽しめる美術館は数少ないと思うので必見ですよ!

大阪からのアクセス

今回の交通手段ですが、帰省先は鳥取県の倉吉市なので、とりあえず一番早い大阪駅の7:37発の『スーパーはくと1号』に乗り、10:44に倉吉駅に到着。ここまで約3時間の電車の旅。

本来ならここで下車するのですが、今回はそのまま足立美術館に行くプランにしたので、ここから11:07発の快速の『くらよしライナー』に乗り換え米子駅(11:55着)まで行きました。

米子駅に到着したら、今度は山陰本線 普通 西出雲行き(11:57)に乗り換え、1駅で安来駅(12:04)に到着。米子での乗り換えが2分しかなかったので間に合うか心配でしたが、目の前のホームに停車していたのでスムーズに乗り換えできました。ホッ…

安来駅から足立美術館までは、無料のシャトルバスが1時間に1~2本、1日に11本が出ています。乗車時間は20分程。私が到着した時間だと次のバスは12:42でしたが、待ち時間がもったいなかったので、今回は美術館までタクシーを利用しました。料金は2.590円なり。ちなみに米子駅からも1日2本だけ(12:25、13:15)この無料のシャトルバスがでていますよ。こちらの乗車時間は37分程のようです。

足立美術館からの帰りは、安来駅までの無料のシャトルバスを利用しましたが、もうすぐ発車するバス(14:00)があったのでそれに乗ろうとバスに行ったら、受付で整理券が必要と言われ慌てて受付までダッシュ。そこで整理券をもらい、なんとか無事にバスに乗れました。バスの定員は28名で、整理券で乗れる人数を管理しているようです。私たち二人でちょうど28名になりギリギリセーフ!これに乗れなければ、次のバスまで45分待ちになるところだったので乗れてラッキーでした♪

運が良ければ出会えるかも!名探偵コナンの列車

そういえば、安来駅から倉吉駅に向かう途中で停車した駅で名探偵コナンが描かれた電車とすれ違いましたよー。名探偵コナンを描いている漫画家の青山剛昌さんの出身地が鳥取県北栄町なんです。"青山剛昌ふるさと館"などもあり、その近くの駅でこの電車とすれ違いました。ちなみに北栄町はスイカが有名です!夏になると祖母がここのスイカを何玉か送ってくれてたんですが、甘くて美味しいんですよー。しかも大玉!都会で買うと高くてビックリです。送ってもらえてありがたい限り♪

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話がそれてしまいましたが、今回の大阪から安来駅までのJRの運賃は、乗車料金 5730円(大阪市内→安来駅)+特急料金 3400円(大阪→倉吉)でした。お盆ということもあり、普段より200円上乗せの金額でした。

足立美術館の詳細

住所:島根県安来市古川町320

開館時間:4月~9月は9:00~17:30、10月~3月は9:00~17:00、年中無休。

Google Maps『足立美術館』と入力したら出てきますよ。遠方なのでなかなかリピートの機会はないかと思いますが、興味のある方は参考にして頂ければ幸いです。